アマレコVR Ver2.2.0 オンラインヘルプ
アマレコVR Ver2.2.0について説明します。
また、ブログで公開したカメラパススルー機能のアルファ版 (Ver2.1.0からVer2.1.7)の内容も含まれます。

アマレコVRの基本的な使い方は オンラインヘルプを見てください。


更新内容

カメラパススルー機能

チャプタ機能

アマレコVR Server Ver2.21

1.更新内容

【Ver2.2.0 主な更新内容】
チャプタ機能
データテーブル
画像、音声ファイルへ対応
画像表示機能
ハンドジェスチャー機能
マーカー機能
曲面スクリーン
ボタン機能




【Ver2.2.0 その他の更新内容】
・ファイル画面のカタログメニューへ [サムネイル削除]追加
・3rd画面に関する設定追加
・動画シークに関するオプション追加
・サブ画面に関する設定追加 (連動、チルト)
・アルファマップに関する設定追加 (連動)
・ブックマーク機能
・水平維持モード追加
・プレイヤー設定へ再生時の確認オプション追加
・ファイル画面でのスティック操作へ機能を割り当てる
・リスト内検索でブックマークとお気に入りのファイルが検索できるようになった
・起動時間リセット
・ファイル画面のファイルリストへフォルダを表示するようになった、Bボタンでフォルダから出る
・お気に入りリストへ移動 (お気に入りアイコンを長押し)
・Questのハンドトラッキング2.0へ対応 (Quest2のみ)




【Ver2.1.0 からVer2.1.7で追加された機能】
カメラパススルー機能
3rdプレイヤー
サブ画面に関する機能追加
FishEyeパラメータ
PCマウスのボタン機能拡張
・サブカメラの画面へ横型を追加




【アマレコVRサーバー更新内容】
アマレコVR Server Ver2.2.1を参照してください。




【廃止、変更】
・マーカー設定ファイルを廃止 (データテーブルへ統合)
・サムネイルの画像ファイルをIDで管理するように変更
・お気に入りリストを変更 (上位互換、フォルダへ対応、ファイルサイズを記録するようになった)
・カタログ機能のレイアウトファイルが新しくなりました (従来と互換性はありません)




【備考、既知の問題】
・サムネイルを使う場合はFFMPEGを必ず導入してください。
・シークバーのサムネイル機能を使うと アマレコVRが異常終了する場合があります(リソース不足?)
・wavファイルを最後まで再生すると雑音が鳴る場合があります。
・wavファイルを再生するとプレイヤーが使えなくなる場合があります。
・ファイル画面でリストを読み込んでいる間は動作が不安定です 読み込みが終わるまで待ってください。
・画像ファイルを表示する処理はUnityの機能を使っているため1秒程度メインスレッドの処理が中断されます(動画を再生しながらだと一瞬映像がとまります)。
チャンネル設定に 必ず お気に入りリストを加えてください
・スタンドアローンモードでは画像の表示等ほとんどの機能が使えません(ほぼ動画の再生のみ)。
・フォルダ名の変更、フォルダ名へタグ挿入、フォルダ自体の移動は可能ですが十分なテストを行っていません。不具合があった場合の被害が大きいためこれらの機能は使わないでください。






2.アマレコVR Ver2.2.0

チャプタ機能

チャプタ機能を参照してください。





データテーブル

今までは動画ファイルのみを対象としファイル名で管理していましたが、今回から同じファイル名やフォルダ名を扱う必要性が生じたため、動画ファイルや画像ファイル、フォルダなどへ個別のIDを割り当てて管理するようになりました。
各ファイルとIDの紐づけをデータテーブルで管理します。

データテーブルの導入に伴い マーカー設定ファイルと、サムネイル用画像ファイルが変更されました。
既存の環境を引き継ぐには既存環境からの移行を参照してください。



【ファイル、フォルダの識別】

ファイルはファイル名とファイルサイズで判定します。同じファイル名でもファイルサイズが異なる場合は別のファイルとして扱われます。
フォルダの場合は通常はフルパスで判定します。チャプタフォルダに設定されたフォルダ、およびチャプタフォルダ内のサブフォルダはチャプタフォルダからの相対パスで判定します。

※ チャプタフォルダはユニーク名にすること


【IDが作られる条件】
次の場合にIDが作られます。

・サムネイルを作る場合
・お気に入りリストへ加えた場合
・ブックマークを設定した場合
・マーカーを設定した場合
・チャプタフォルダに設定した場合
・プレイフォルダに設定した場合






画像、音声ファイルへ対応

今回から動画ファイル以外に画像ファイルと音声ファイルを扱えるようになりました。
サーバー側の設定で拡張子を指定することができます。

ファイル画面のチャンネルメニューで各チャンネルで使用するメディアタイプを指定できます。
また、全検索の際、どのメディアタイプを対象とするか、検索メニューから指定できます。
初期状態の検索対象は、動画ファイルとチャプタフォルダです。音声ファイルと、画像ファイルは検索対象外になっています。


■メディアタイプ
メディアタイプ 拡張子
動画 mp4
音声 mp3、wav
画像 jpg、jpeg、png

※ wavファイルに関する動作は不安定です。(最後に雑音が鳴る、プレイヤーが使えなくなる等)





画像表示機能

画像ファイルを再生した場合に、コンソール画面の右下にある画像表示に関する機能が使えます。




項目 説明
2画面 本のように画像を2枚ずつ表示します。
1ページ進める 戻す 画像を1枚だけ進めたり 戻します。
2画面表示の際、見開き1枚画がずれる場合に使います。
表示と操作 逆逆 2画面表示の際 左右の表示配置と ページめくりの操作方向をそれぞれ逆にします。
通常は 漫画のように縦書きの本に合わせてあります、横書きの本の場合はこのオプションをONにするか
画像メニューで個別に設定してください。
スライドショー 指定した時間で画像を切り替えます。
画像メニュー 画像表示とハンドジェスチャー機能に関するメニューを表示します。



■画像メニュー


項目 説明
ページ操作を逆にする 通常は左から右へ操作して ページを進めます。
ONにすると 右から左へ操作して ページを進めます。
2画面の配置を逆にする 2画面表示の際の 左右の配置を逆にします。
ページ番号を表示する ページ番号を表示します。
ページを少し折る 2画面表示の際 本のように少し折り曲げます。
0番から始まる場合 表紙とする 2画面表示の際、画像ファイルに含まれる番号が0から始まる場合に 最初のページを表紙として1枚だけ表示します。
見開き1枚画をなるべく上手く表示するために設定します。
欠番がある場合 表紙とする 画像ファイルに含まれる番号に欠番がある場合 最初のページを表紙として1枚だけ表示します。
ページがずれないように真っ白や真っ黒なブランクページがありますが、何らかの理由で、ブランクページが欠如している場合に、補う働きがあります。


ボタン機能に画像表示用の機能が追加されています。





ハンドジェスチャー機能

Questのハンドトラッキング機能を使って主に次の画像を表示する(ページめくり)のに使います。
ハンドトラッキング機能とは別の機能となりますので、[ハントラ]が無効になっていても、ハンドジェスチャー機能を使うことができます。また、両方有効にして使うこともできます。




アマレコVRのハンドジェスチャー機能を使うにはQuest本体のハンドトラッキング機能を有効にする必要があります。
詳しくはこちらを見てください。



■ハンドジェスチャーメニュー


項目 説明
有効 ハンドジェスチャーを有効または無効にします。
誤動作、誤反応で困る場合は無効にしてください。
ページめくり 人差し指をまっすぐにし左右に動かすことで次の画像、または前の画像を表示します。
右手、左手それぞれ有効、無効にできます。 
ページめくりの後 シーク(※) 人差し指でページをめくった後 そのまま指をまっすぐにしていると更に次の画像を表示します。
指先の位置で 更新時間が変わります。
ページ シーク※ 人差し指と中指をまっすぐにして 次の画像を表示します。
ページめくりの動作無しで最初からシーク動作になります。 
指の位置で 更新時間が変わります。
スクリーン移動 全ての指をまっすぐにして スクリーンの位置を移動させます。
メイン画面と、3rd画面の場合はチルト動作になります。
サブ画面の場合はXYZ移動になります。
中指がHMDに対し垂直方向になるようにしてください。
誤反応を防ぐために 判定基準を厳しくしてあります。 
スクリーン スケール ピンチ操作(親指と人差し指をつけて左右に移動)により
スクリーンのスケールを調整します。
中指、薬指、小指はまっすぐにしてください。
操作エリア ハンドジェスチャー機能は HMDの正面にある仮想のタッチパネルへ触れて操作します。
タッチパネルまでの距離を設定してください。
近いと誤反応が増えます。
遠いと腕を伸ばさないと操作できなくなります。
プレイヤー指定 ハンドジェスチャーの操作対象となるプレイヤーを指定します。
[指定なし] 画像を表示しているすべてのプレイヤーが対象となります。
[メイン] メインプレイヤーを優先します。
[サブ] サブプレイヤーを優先します。
[3rd] 3rdプレイヤーを優先します。
優先されるプレイヤーで画像を表示していない場合は、 その他のプレイヤーすべてが操作対象となります。
確認用のUIを表示する 仮想のタッチパネルと指の状態を表示します。
ハンドトラッキングのトラッキング範囲や タッチパネルの距離感などを視覚的に確認できます。
[ハントラ][表示]と合わせて使って下さい。

※ シーク中は画像ファイルのサムネイル画像を表示します。サムネイル画像が無いと真っ黒な画像になりますので その場合は
ページ番号を表示して判断してください。





マーカー機能



単独マーカー8個を追加しました。既存の始点と終点を指定する範囲指定とは異なり、1点のみを指定します。シークの際のスナップや、単なる目印として使い分けてください。

各アイコンを長押しすると削除メニューが表示されます。
シークバー上の各マーカーをクリックするとシークすることができます。また、長押しで削除メニューが表示されます。


[履歴▽]メニューで履歴の確認、指定ができます。
履歴の[上][下]ボタンでアンドゥ、リドゥができます。


■マーカーメニュー



項目 説明
レイアウト コンソール画面のマーカーのレイアウトを選択します。
[範囲] 範囲8、単独4のレイアウトです。削除ボタンり。
[単独] 範囲4、単独8のレイアウトです。削除ボタンり。
[全部] 範囲8、単独8のレイアウトです。削除ボタンし。
範囲マーカーへ スナップする シークバー操作の際に 範囲マーカーの開始位置へカーソルをスナップさせます。
単独マーカーへ スナップする シークバー操作の際に 単独マーカーの位置へカーソルをスナップさせます。
マーカーを全て削除 設定されているマーカーを全て削除します。





曲面スクリーン



メインスクリーン設定に曲面スクリーンに関する設定を追加しました。
メイン画面と3rd画面の平面スクリーンを湾曲させることができます。







ボタン機能




■プレイヤー選択
項目 説明
プレイヤー選択 (3rd) [効果音] 3rdプレイヤーを選択します。
プレイヤー選択 (サブ 3rd) サブ優先 [効果音] サブプレイヤーまたは3rdプレイヤーを選択します。
片方のプレイヤーだけを使っている場合はそのプレイヤーが選択されます。
両方使っている場合は サブ プレイヤーが選択されます。
プレイヤー選択 (サブ 3rd) 3rd優先 [効果音] サブプレイヤーまたは3rdプレイヤーを選択します。
片方のプレイヤーだけを使っている場合はそのプレイヤーが選択されます。
両方使っている場合は 3rd プレイヤーが選択されます。


■再生・シーク
項目 説明
前のファイルを再生 画像 プレイヤーの選択状況に関わらず 画像を再生しているプレイヤー(※)に対し前の画像を表示します。
次のファイルを再生 画像 プレイヤーの選択状況に関わらず 画像を再生しているプレイヤー(※)に対し次の画像を表示します。
[長押] 次のファイルを再生 ボタンを押してすぐに離すと 次のファイルを再生します。
長押しで 前のファイルを再生します。
[長押] 次のファイルを再生 画像 プレイヤーの選択状況に関わらず 画像を再生しているプレイヤー(※)に対し
ボタンを押してすぐに離すと 次の画像を表示します。
長押しで 前の画像を表示します。

※ ハンドジェスチャー機能のプレイヤー指定が反映されます。


■3rd画面
項目 説明
[Drag] 3rd画面 向き調整 ドラッグ操作で縦と横の向きを調整します。
[Drag] 3rd画面 チルト ドラッグ操作で縦方向の向きを調整します。
3rd画面 チルト UP ボタンを押して上方向へ移動します。
3rd画面 チルト DOWN ボタンを押して下方向へ移動します。


■メイン画面
項目 説明
半透明にする On / Off メイン画面設定のメインスクリーンを半透明にするのON/OFFを切り替えます。
[Drag] アルファマップ 位置 縦 ドラッグ操作でアルファマップAの位置 縦を調整します。


■サブ画面
項目 説明
[Quest] サブ画面 位置XYZ QuestのVRコントローラーによるドラッグ操作で XYZの3次元位置を調整します。
[Quest] サブ画面 位置 向き 位置XYZに加え 向きも同時に調整します。
[Drag] サブ画面 チルト ドラッグ操作により 縦方向の向き調整をします。


■各画面
項目 説明
サブ画面設定を表示(両方) サブプレイヤーとサブカメラの両方のサブ画面の調整をするサブ画面設定を表示します。





ホイール機能





Wheel機能
項目 説明
[Wheel] 早送り(戻し) 指定秒送り(指定秒戻し)を断続的に実行します。
反対方向へホイールを回して止めます。または、シーク操作で止まります。
[Wheel] 前の(次の)ファイルを再生 画像 プレイヤーの選択状況に関わらず 画像を再生しているプレイヤーに対し前の(次の)画像を表示します。
ハンドジェスチャー機能のプレイヤー指定が反映されます。
[Wheel] 3rd画面 チルト 3rd画面の縦方向の向きを調整します。
[Wheel] サブ画面 チルト サブ画面の縦方向の向きを調整します。
[Wheel] パススルー 透明度 メイン画面設定の透明度を調整します。
[Wheel] アルファマップ 位置 縦 アルファマップAの位置 縦を調整します。





その他の更新内容

■ファイル画面のカタログメニューへ [サムネイル削除]追加
ファイル画面のカタログメニューへ [サムネイル画像 削除] が追加されています。
動画ファイルのエンコード中などでサムネイル画像の作成に失敗した場合に 削除してもう一度作り直すことができます。

また、チャプタ機能でフォルダのサムネイル画像を差し替える場合などにも有効です。
複数の項目を選択して まとめて削除することができます。






■3rd画面に関する設定追加
[スケール][メインプレイヤーとリンク] の2つが追加されています。
詳しくは 3rdプレイヤー を参照してください。




■動画シークに関するオプション追加
設定の プレイヤー設定 に次の項目が追加されています。




シーク操作に関する設定項目
項目 説明
シークバードラッグ中にシークする シークバーをドラッグしている間も随時再生位置を変更します。
ドラッグ中ポーズ シーク操作をしている間 動画の再生を止めます。
サムネイル シークバーへ カーソル位置の画像を表示します。
詳細は シークバーのサムネイルを使うには を参照してください。
コントローラーをひねってシークする VRコントローラーのZ軸を右に回すと進みます。左へ回すと戻ります。
リピート戻 (-5秒) [指定秒戻し]ボタンを押し続けた場合に 1秒間に動画の再生位置を戻す量を設定します。
リピート送 (5秒) [指定秒送り]ボタンを押し続けた場合に 1秒間に動画の再生位置を進める量を設定します。
更新頻度 (500ms) [指定秒戻し]ボタン、[指定秒送り]ボタンを押し続けた場合に再生位置を更新する頻度を設定します。
再生位置を更新した後 少しだけ再生したい場合の再生時間を調整するのに使います。


シーク処理に300msかかる場合に、更新頻度を500msに設定した場合は、
シーク処理で300ms動きが止まった後、200ms再生される動作を繰り返します。



【シークバーのサムネイルを使うには】
以下の設定が必要です。

プレイヤー設定[シークバードラッグ中にシークする][サムネイル]の両方をONにする。
サムネイル設定でサムネイルプレイヤーの再生条件を満たす必要があります。
初期状態ではVR動画は再生されないようになっています。
サーバー側の設定[最大 ストリーム数]を5以上にする。


※ この機能は再生中の動画と同じ動画ファイルを別のプレイヤーで再生します。単純に2倍の負荷がかかる大変な処理となります。
そのため、アマレコVRが突然終了する場合があります。



シーク中にシークバーの左端の外へ大きくカーソルを移動させると 時間表示が「PREV」に変わり、前のファイルの再生ができます。






■サブ画面に関する設定追加
[向き連動][チルト] の2つが追加されています。
詳しくは サブ画面設定 を参照してください。




■アルファマップに関する設定追加
[連動] が追加されました。
これに伴い、アルファマップAとアルファマップBの役割が同じになりました。(今まではAがメインスクリーン用、Bがパススルー映像用)
詳しくは カメラパススルー機能の アルファマップ を参照してください。




■ブックマーク機能
ブックマークアイコンをクリックすると ONになります。
もう一度クリックすると OFFになります。
現状は単なる目印で、特に働きはありません。





■水平維持モード
設定のデバイス設定へ[水平維持]オプションが追加されています。
アマレコVR上で正面リセットした際に水平を維持します。横を向いて(壁に向かって)利用する場合は平衡感覚と画面の水平を一致させることができますので、通常はONにして使うことを進めします。
仰向けで(天井方向を向いて)利用する場合はOFFにしてください。今までのバージョンではOFFでした。




■プレイヤー設定へ再生時の確認オプション追加
設定のプレイヤー設定へ再生時の確認オプションが追加されています。

項目 説明
再生時にチャンネルの確認をする 再生するチャンネルが変わる場合に確認メッセージを表示します。
ただし、他のプレイヤーが該当するチャンネルを再生していない場合は確認しません。
再生時にメディアタイプの確認をする 異なるメディアタイプのファイルを再生しようとした場合に確認メッセージを表示します。
ただし、他のプレイヤーが該当するメディアタイプを再生していない場合は確認しません。




■ファイル画面のスティック操作へ機能を割り当てる
設定のVRコントローラーへオプションが追加されています。
通常はスティック操作によりリストをスクロールしますが、このオプションONにするとボタン機能に割り当てた機能が実行します。




■リスト内検索
リスト内検索でブックマークお気に入りが指定されているファイルを検索できるようになりました。





■起動時間リセット
ファイル画面の右下にある起動時間を0:00にします。[R]ボタンを押してください。








3.アマレコVR Ver2.1.0からVer2.1.7 アルファ版

カメラパススルー機能

カメラパススルー機能を参照してください。





3rdプレイヤー

メインプレイヤー、サブプレイヤーのほかに、3つ目のプレイヤーが追加されました。
主にメインプレイヤーの後ろに配置して使います。


■各プレイヤーの働き
項目 説明
メインプレイヤー メインとなるプレイヤーです。VR動画を含めすべての形式に対応しています。
正面に大きく表示するのに向いています。
また、AmaRecPlayerが使えるためフレームレートが安定しています。
サブプレイヤー 常に手前に表示される 2D、3Dの平面スクリーン専用のプレイヤーです。
VR空間内の自由な位置に配置でき、子画面的な使い方に向いています。
3rdプレイヤー メインプレイヤーの後ろに配置し、画像処理等でメインプレイヤーの映像と合成して利用します。
メインプレイヤーの後ろへ漫画を大きく表示したり、2D動画を大きく表示するのに向いています。
また、VR動画に別のVR動画を重ねるVRonVRも可能です。
パススルー映像 一番後ろへ配置されます。


コンソール画面の下方に3rdプレイヤーに関する設定があります。



項目 説明
3rd 向き リセット 3rdプレイヤー用のスクリーンの向きをリセットします。
向き 縦 スクリーンの向きを調整します。
向き 横 スクリーンの向きを調整します。
向き 連動 3rdプレイヤー用のスクリーンの向きをメインスクリーンと連動させます。
メインとリンク メインプレイヤーと3rdプレイヤーに同じシーク命令を発行します。
また、メインプレイヤーの音声をミュートします。
同じVR動画を再生して視点を変えたり、上下反転して使います。
位置 Z スクリーンのZ座標を調整します。
Stereo 3rdスクリーンのステレオ調整です。
ヒント:VR動画に映っている 人物が小さく感じる
Size  3rdスクリーンの大きさを調整します。
平面スクリーンの場合のみ適用されます。


※ 3rdプレイヤーに関しては細かい設定項目がありません。VRフォーマットなどはファイル名にタグを入れて指定してください。





サブ画面設定




項目 説明
調整対象 位置調整等をする対象を選択します。
[両方] サブプレイヤーとサブカメラ用の両方のサブ画面を調整します。
[サブプレ] サブプレイヤー用のサブ画面だけ調整します。
[サブカメ] サブカメラ用のサブ画面だけ調整します。
チルト 縦方向の向きを調整します。
自動向き調整 各スクリーンがHMDの方を向くように自動で調整されます。
向き連動 他のスクリーンと連動して動くようにします。
[連動なし] 連動しません。
[メイン] メインスクリーンと連動します。
[3rd] 3rdスクリーンと連動します。
パススルー ポータル サブプレイヤー サブプレイヤー用のスクリーンの位置に穴を開けて カメラパススルー映像を覗けるようにします。
パススルー ポータル サブカメラ サブカメラ用のスクリーンの位置に穴を開けて カメラパススルー映像を覗けるようにします。
透明度 サブ画面を半透明にします。
アルファマップを適用する サブ画面の端を丸めます。
[サイズ]で丸める大きさを調整できます。

サブ画面設定の基本的な使い方



FishEyeパラメータ

アマレコVRは2019年ころの日本で出回っていた円周魚眼VR動画に(見た目で)合わせていましたが、最近異なる円周魚眼動画があるようなのでパラメータで調整できるようにしました。




100は今まで通り
最近のものはスケールを75あたりにすると 歪みが少なく視聴できると思います。
また、200度の魚眼レンズで作成されたVR動画ではスケール-140、PosZ-40あたりでしょうか。



■円周魚眼パラメータ
項目 説明
スケール プラス側で調整するとXYZのスケールを調整します。
50ならXYZそれぞれ半分の大きさのスクリーン形状に映像を投影して視聴します。
マイナス側にすると Zスケールのみを調整します(スクリーン形状の厚みだけを調整します)。
-140なら 厚みが40%増します。
PosZ カメラとスクリーンの距離を調整します。
0が標準
50なら50cmカメラへ近づける
-50なら50cmカメラから遠くへ配置します。
プリセット 円周魚眼パラメータメニューからプリセットを変更できます。




■円周魚眼パラメータ 初期プリセット
プリセット 設定内容
プリセット1 スケール=-140、PosZ=-40 (200度魚眼レンズ)
プリセット2 スケール=75、PosZ=0 (最近の円周魚眼)
プリセット3 スケール=100、PosZ=0 (古い円周魚眼)




■タグ
タグ機能でスクリーン形状を指定する際の-screen[FishEye]へ円周魚眼パラメータを追加できます。
パラメータをいくつにしたらいいか分かってきたらファイル名へタグを入れて 使いこなしてください。
省略した場合はアプリ上で最後に手動設定した値となります。
画像サイズや比率から自動判定する場合も同様に円周魚眼パラメータを利用できます。


【例】
#tag "[魚]" "-layout[sbs] -screen[FishEye]"
#tag "[魚A]" "-layout[sbs] -screen[FishEye100]"
#tag "[魚B]" "-layout[sbs] -screen[FishEye75]"
#tag "[MKX200]" "-layout[sbs] -screen[FishEye-140pz-40]"

ファイル名に [魚] が含まれていたら 最後に手動設定したパラメータで 円周魚眼スクリーンを使います
ファイル名に [魚A] が含まれていたら 今まで通りの円周魚眼スクリーンを使います
ファイル名に [魚B] が含まれていたら 75%の円周魚眼スクリーンを使います
ファイル名に [MKX200] が含まれていたら 厚み140%の円周魚眼スクリーンを 40cm遠くへ配置します





PCマウスのボタン機能拡張

サイドボタンを押しながら 他のオプションボタン(C、X、Y、Zボタン)を押した場合へ機能を割り当てることができます。