設定画面
ここではアマレコTV4の設定画面について説明します。

項目 内容
全般 録画やスクリーンショットの保存先などアマレコTV4を使う上で必用になる基本的な設定です
グラフ 1:デバイス キャプチャデバイスに関する設定です。アマレコTV4を使う上で必ず設定する必要があります
グラフ 2:プレビュー 映像に関する設定です。
グラフ 3:ミキサー 現在未実装です。
ミキサー機能を使ってボリュームのみ変更できます。
録画したビデオファイルの音が小さい場合などに使います。
グラフ 4:ライブ 映像や音声を他のアプリケーションに転送するライブ機能に関する設定です。
プリセット  様々なデバイス設定をプリセットボタンに割り当てて、簡単に設定を切り替えられるようにします。
録画設定 録画に関する設定です。
スクリーンショット スクリーンショットに関する設定です。
ホットキー アマレコTV4はマウスを使って操作しますが、キーボードによる操作も可能です。ここではキーボード操作の割り当てを変更します。マウス操作の変更は全般で行います。
高度な設定1 録画に関する詳細設定など通常は変更する必要のない難しい内容の設定です。
高度な設定2 通常は変更する必要のない、どうでもいい設定です。
About バージョン情報を表示します。

全般



■ファイル設定
項目 内容
保存先1 ビデオファイルやスクリーンショットの保存先フォルダを設定します。
右端の「選択」ボタンを押してリストから選ぶ事も出来ます。
なるべく高速なHDD(購入した時期が新しいHDD)に保存するようにして下さい。
保存先2 チェックボックスをONにすると、録画中に保存先が原因と思われるエラーが発生して、録画が停止した場合に保存先2のフォルダを使って録画を継続します。

録画先ドライブの容量不足の際に別のドライブを使って録画を継続したり、ネットワークドライブに録画する際に、ネットワーク障害が起きたらローカルドライブで録画を継続するなどと言った使い方ができます。
ファイル名 ビデオファイルやスクリーンショットのファイル名を設定します。実際はこのファイル名に日付と時間が付きます。
録画停止後にフォルダを開く 録画が停止したときにビデオファイルの保存先フォルダが開きます。

■その他
項目 内容
ツールチップを表示 メイン画面のツールバーと設定画面の各項目にマウスカーソルを合わせたときにヒントを表示します。
メニューにホットキーを表示 メイン画面で右クリックしたときに表示されるメニューにホットキーを表示します。
※ ホットキーが無効になっている場合は表示されません。
効果音 録画開始や停止、およびスクリーンショットの際に効果音を鳴らします。
最小化でミュート メイン画面を最小化した場合に音声の再生を止めます。
録画への影響はありません(録画したビデオファイルには音が入る)。
最小化でトレーに収納 メイン画面を最小化した場合に右下のタスクバーのトレー部へ収納します。 
トレーアイコンを右クリックして表示されるメニューから録画開始や停止、アマレコTV4の終了と言った基本的な操作ができます。

■Language
項目 内容
Language 日本語表記か英語表記を選択します。
現在は日本語表記のみとなります。

■マウス操作
項目 内容
マウス操作 マウスの左ボタンをダブルクリックしたり、ホイールを回した際に実行するコマンドを設定します。
単独の操作とマウスの右ボタンを押しながらの操作で異なるコマンドを割り当てる事が出来ます。

グラフ 1:デバイス



項目 内容
(1) ビデオキャプチャデバイス ビデオキャプチャカードを選択します。
(2) 入力端子 キャプチャカードとゲーム機などを接続した入力端子(ビデオケーブル)を選択します。
一般的な黄色い端子(AVケーブル、コンポジットなど)を使う場合は「Composite」を選択します。
黒い端子(S端子、Sビデオケーブル)を使う場合は「SVideo」を選択します。
「選択しない」を選択するとキャプチャデバイスにより挙動は異なりますが、多くの場合最後に使っていた入力端子の映像が表示されます。
(3) オーディオ入力 通常は「自動」を選択します。
自動を選択すると(2)で選択したビデオ入力端子に関連付けられたオーディオ入力端子が自動的に選択されます。
自動以外の内容はキャプチャカードにより異なります。
映像はデジタル端子、音声はアナログ端子のように特殊な使い方をする場合に「自動」以外を選択します。
(4) ビデオフォーマット

(テキストボックス)
通常、下部のリストボックスからフォーマットを選択しますが、該当する項目がない場合はこのテキストボックスに直接入力してください。

w: 横画像サイズ
h: 縦画像サイズ
fps: フレームレート
fcc: カラーフォーマットのFourCC
bit: カラーフォーマットのbit数
(5) ビデオフォーマット

(リストボックス)
選択されたビデオキャプチャデバイスで利用可能な画像サイズ、フレームレート、カラーフォーマットの組み合わせをリストから選択します。
先頭に「*」が付くものはキャプチャデバイスが予め用意しているフォーマットですので使える可能性が高いです。「*」が付かないものは使えない可能性があります。

アマレコTV4ではカラーフォーマットとしてRGB32、YUY2、UYVY、HDYCをサポートします。その他のカラーフォーマットではエラーとなる可能性が高いです。また、一部の機能が無効になったり、変換処理によりパフォーマンスが低下する場合がありますので、なるべく上記のカラーフォーマットを意識して使って下さい。
(6) オーディオキャプチャデバイス  音声をキャプチャするデバイスを選択します。「使わない」を選択すると音声に関する処理を行いません。
「Embedded on Video Capture Device」を選択すると(1)で選択したビデオキャプチャカードに内蔵されているオーディオキャプチャデバイスを使います(内臓されていない場合はエラートなります)。
「アマステ」を選択するとPCの音を録音できます。詳しくはアマステを見てください。
(7) 入力端子 普段は「選択しない」を選択します。
アマステを使う場合は「Auto」を選択すると既定の再生デバイスの音を録音します。「Auto」以外を選択すると選択した再生デバイスの音を録音します。詳しくはアマステを見てください。
(8) オーディオフォーマット

(テキストボックス)
通常、下部のリストボックスからフォーマットを選択しますが、該当する項目がない場合はこのテキストボックスに直接入力してください。

sample: 1秒間のサンプル数(Hz)
bit: データのビット深度(16bitに固定)
ch: チャンネル数(ステレオ:2chに固定)
(9) オーディオフォーマット

(リストボックス)
殆どの場合「*sample= 48000, bit=16, ch= 2」を選択します。
(10) ビデオデバイス設定ボタン ビデオキャプチャカードのプロパティ画面を表示します。
内容はキャプチャカードによって異なります。
この内容についてはキャプチャカードの取扱説明書を見てください。
 
(11) 入力設定ボタン ビデオキャプチャカードのクロスバーのプロパティを表示します。 
内容はキャプチャカードによって異なります。
この内容についてはキャプチャカードの取扱説明書を見てください。 
(12) オーディオデバイス設定ボタン  ビデオキャプチャカードやオーディオデバイスのプロパティを表示します。
内容はキャプチャカードによって異なります。
この内容についてはキャプチャカードの取扱説明書を見てください。  
(13) コントロールパネル OSのコントロールパネルにある録音デバイス画面を表示します。 

グラフ 2:プレビュー



項目 内容
アスペクト比 画像を横に引き延ばしたり、逆に縮めたりする設定です。
■指定なし: キャプチャした画像サイズの比率をそのまま使います。
■ウインドウに合わせる: ウインドウの大きさにぴったり合うように調整します。
■4:3: 古いビデオ信号で使われる一般的な比率です。
■16:9: 新しいビデオ信号で使われる一般的な比率です。
■指定値: 特殊な比率の場合に使います。
スキャンモード ■アンダースキャン: 画像全体がウインドウに収まるよう表示します。
比率が合わない場合は上下、または左右に黒帯が付きます。

■オーバースキャン: ウインドウいっぱいに画像を表示します。
比率が合わない場合は上下、または左右に画像がはみ出します。
デインターレース ■自動: 画像サイズ、フレームレートからデインターレース処理の有無とフィールドオーダー(フィールドの序列)を自動で設定します。通常は「自動」に設定して下さい。
「判断条件」ボタンを押すと判断条件を編集することができます。

■なし: デインターレース処理を行いません。

■トップフィールドが先(トップ → ボトム): トップフィールドを先に表示し、ボトムフィールドを後に表示するようデインターレース処理を行います。

ボトムフィールドが先(ボトム → トップ): ボトムフィールドを先に表示し、トップフィールドを後に表示するようデインターレース処理を行います。
デインターレース:処理モード デインターレース処理(サンプル画像)を行う際の処理モードを選択します。

■アクションゲーム
動きの激しいアクションゲームや低性能なPC向けのデインターレース処理です。
制約がないのでほとんどのケースで利用可能。
動きのあるシーンでは良好な結果が得られる反面、動きの少ないシーンでは画面が上下に揺れたり解像度の低下が生じます。

■ロールプレイングゲーム
画質を重視した高性能PC向けのデインターレース処理です。
アクション用と比べて動きの少ないシーンで高画質な結果が得られる反面、動きのあるシーンでは多少ノイズが目立つ場合があります。
【ロールプレイングゲームモード仕様】
(1) 利用可能なカラーフォーマット:YUY2、UYVY、HDYC
(2) 最小解像度:横64、縦64
(3) 最大解像度:横2048、縦なし
※RGBや極端に小さい画像、大きな画像はRPGモードで扱えません。他のモードを使って下さい。

■レトロゲーム
ファミコンからPS1あたりまでの古いゲームのビデオ信号に特化したデインターレース処理です。
古いゲームではCPU負荷、画質、全てにおい最高の結果が得られます。
クロッピング 画像の端にある余白をカットするのに使います。「クロップツール」ボタンを押してクロッピングツールを使ってプレビューを見ながら調整して下さい。


調整が終わったら「追加」ボタンを押してリストに追加する事ができます。リストに追加しておくと複数の設定を簡単に切り替えることができます。

グラフ 3:ミキサー



項目 内容
ミキサー 現在ミキサー機能は未実装です。録画時のキャプチャボリュームの調整のみとなります。
録画した音が小さすぎるなどの場合にミキサーをONにしてキャプチャボリュームを上げて見てください。
プリセットを使う場合はプリセット側にあるミキサーのチェックボックスをONにしてください。


グラフ 4:ライブ



項目 内容
ライブ機能を使う アマレコTV4の映像や音声を他のアプリケーションに転送するライブ機能を有効にします。
現在アマレコTV4のライブ機能は簡易版となります。
事前にアマレコTV Ver3.10のライブ機能をインストールする必要があります。
詳しくはアマレコTV Ver3.10 オンラインヘルプのライブ機能を参照してください。

【ライブ機能 (簡易版)】
(1) アマレコTV Ver3.10のライブ機能を事前にインストールする必要があります。
(2) 画像のリサイズができません。
(3) ライン設定がLine1に固定されます。
(4) 転送先のアプリケーションは32bit(x86)である必要があります。
ビデオ設定 他のアプリケーションに送る映像のフレームレートの目安を設定します。
オーディオ設定 他のアプリケーションに送る音声のサンプリングレートを設定します。

プリセット



項目 内容
メニューに表示するプリセット数 メイン画面で右クリックして表示されるメニューに表示するプリセットの数を設定します。残りのプリセットはサブメニューの方に表示されます。
プリセットはツールバーでも選べますので、メニューの方には不要な場合は0に設定すると良いでしょう。
フルスクリーンや、フレーム無しを中心に扱う場合はツールバーが無いのでメニューのプリセット数を使いやすいように調整してみて下さい。
OKボタン 設定を保存した後そのプリセットを使ってプレビューを開始します。
メニューボタン プリセットに関するメニュー(後述)を表示します。
無効 このプリセットを無効にします。
無効のプリセットはツールバーに表示されません。
セパレータ ツールバーのボタンの前(左側)にセパレータ(区切り線)を入れます。


■メニューボタン


項目 内容
アイコン変更 アイコンのビットマップを変更します。
アイコン部をダブルクリックしても編集する事が出来ます。


アイコンは背景とアイテムとテキストを3つ重ねて作成します。それぞれリスト内から選んで「OK」ボタンを押してください。
なお、アイコンの元になる絵は普通のビットマップファイル(32×24ドット、24bitカラー、拡張子.bmp)ですので、ペイントブラシなどで好きなアイコンを作成しアイコンフォルダーにコピーすれば自作のアイコンも使えます。
メモ編集 プリセットファイルに含まれるメモを編集します。
メモは何用のプリセットなのか説明するのに使います。
メニューボタンにカーソルを合わせるとメモを見ることができます。
プリセット読み込み プリセットファイルを読み込みます。
クリップボードからプリセット読込 Webサイトなどで公開されているプリセットファイルをコピー&ペーストの要領で読み込みます。
名前を付けてプリセット保存 プリセットファイルを作成します。
ビデオデバイス設定 ビデオキャプチャカードのプロパティ画面を表示します。
クロスバー設定 ビデオキャプチャカードのクロスバーのプロパティ画面を表示します。
オーディオデバイス設定 オーディオキャプチャカードのプロパティ画面を表示します。
画面回転
ダブラー
未実装

録画設定


■ビデオファイル
項目 内容
フレームレートの目安 1秒間に何枚の画像を記録するかを設定します。
数値が多いほど滑らかな動きの動画ファイルとなります。

【設定範囲】1-999
【初期値】999

常にキャプチャデバイスのフレームレートで録画したい場合は999としてください。
ただし録画フレームレートが高すぎると処理が間に合わなくなる場合がありますので、録画中のステータスバーに表示されるドロップフレームなどをチェックしスペック不足の場合はこのフレームレートを低く調整して下さい。

実際の録画フレームレートはこの値とビデオキャプチャカードのフレームレートの2つから次のように算出されます。
【録画フレームレート算出方法】
ビデオキャプチャカードのフレームレートを分周して、最初にフレームレートの目安以下になる値で録画します。

【例】
フレームレートの目安:30fps
ビデオキャプチャカード:59.94fps    
の場合は59.94を2分周した29.97fpsが実際の録画フレームレートとなります。
音声遅延 録画したビデオファイルの音声を映像に対し意図的に遅らせたり、進めます(映像を遅らせる)。
数値を大きくすると音声を遅らせたビデオファイルになります。
数値をマイナスにすると音声を進めた(映像を遅らせた)ビデオファイルになります。
通常は0ミリ秒としてください。

録画したビデオファイルが音ズレする場合はこの設定で調整します。
まずは、100ミリ秒、50ミリ秒、0ミリ秒、-50ミリ秒、-100ミリ秒を試して、それでも改善されない場合は最大±500ミリ秒程度を目安に100ms単位で調整してみてください。
タイマー 録画時間を指定して自動で停止します。

■ビデオ圧縮
項目 内容
AMV4ビデオコーデック 画質(可逆圧縮)と処理速度に優れた圧縮方法です。
設定ボタンを押すとAMV4ビデオコーデックの設定ができます。
設定内容に関してはAMV4ビデオコーデックのヘルプを見てください。
その他のコーデック システムにインストールされているコーデックを使って圧縮します。
下部の「更新」ボタンを押すとコーデックのリストが表示されるので、目的のコーデックのFourCCを選択してください。

※ アマレコTV4で使えるのは64bitに対応したコーデックのみです。リストに表示されるものが全て利用できるわけではありません。

■オーディオ圧縮
項目 内容
コーデック ■Uncompress: 音声を圧縮しません。
通常は画像データに対し音声データは非常に小さいため圧縮するメリットはありませんので、「Uncompress」としてください。

■MPEG Layer-3 Codecなど: システムにインストールされているオーディオコーデック(ACM)を使って圧縮します。アマレコTV4で使えるのは64bitに対応したMP3エンコーダのみです。

※ 64bitに対応したMP3エンコーダの入手はとても困難です。実質オーディオデータの圧縮はできないと思ってください。
ビットレート MP3エンコーダで圧縮する際のビットレートを設定します。

スクリーンショット


■スクリーンショット
項目 内容
圧縮(エンコーダー) 画像の圧縮形式を選択します。
■BMP: 最も基本的な形式です。高画質ですがファイルサイズが大きくなります。
■PNG: 高画質(BMPと同じ)ですが、ファイルサイズを小さくできます。
■JPEG: 画質を落とす代わりにファイルサイズを大幅に小さくできます。
品質 「JPEG」で圧縮する際の画質とファイルサイズのバランスを設定します。
数値が大きいほど高画質となります。
数値を小さくすると、画質が悪くなる代わりにファイルサイズをとても小さくできます。
アスペクト比をプレビューの設定に合わせる 保存する画像の縦と横の比率をプレビューの設定のアスペクト比と同じになるよう調整します。
画像をクリップボードにコピーする スクリーンショットの内容をクリップボードにコピーして、ペイントブラシなど他のアプリケーションへ貼り付けできるようにします。
ホットキー


■ホットキー
項目 内容
ホットキーを使う キーボードによるアマレコTV4の操作を行えるようにします。
誤操作により意図しない動作を危惧する場合や、キーを押してないのに押したことになってしまうパソコンではOFFにするといいでしょう。

■個別のホットキー
項目 内容
有効 各ホットキーを個別に有効にしたり、無効にします。
ホットキー 各機能にホットキーを割り当てます。
通常はテキストボックスをクリックしたあと割り当てたいキーボードのキーを押して設定します。
Tabキーを割り当てる場合は「Tab」ボタンを押してください。
Alt ONにすると、Altキーを押しながら該当するキーを押す必要があります。
Ctrl ONにすると、Ctrlキーを押しながら該当するキーを押す必要があります。
Shift ONにすると、Shiftキーを押しながら該当するキーを押す必要があります。
Win ONにすると、Winキーを押しながら該当するキーを押す必要があります。
グローバル フック アマレコTV4以外のアプリケーションを操作している間もホットキーを使いたい場合にONとします。

高度な設定1


高度な設定1
項目 内容
GraphEditに登録 DirectShow付属のユーティリティソフト「GrapfEdit」でアマレコTV4のグラフを確認できるようにします。
DirectShowの心得がある人はこの機能を使ってフィルターの構成が適切かなどの分析ができます。
モノラル・ステレオ変換 ステレオの内、片チャンネルしか音が鳴らないときに両チャンネルから音を出すようにします。

ビデオキャプチャカードの殆どはステレオ専用となっています。しかし古いゲーム機などモノラルの場合は片チャネルしか接続できず、アマレコTV4上でも片方のスピーカーからしか音が出ません。そんなときにこのオプションをONにすると両方のスピーカーから音が出るようになります。このオプションは録画やライブ機能もステレオに変換します。

なお、接続するケーブルは赤、白どちらでも構いません。
詳細は【ブログ】アマレコTV Ver2.30 モノステ(モノラル・ステレオ変換)を参照してください。

■ビデオレンダラー
項目 内容
自動 オーバーレイレンダラーを優先して使います。
オーバーレイレンダラーが使えなかった場合はEVRを使って表示します。

※ オーバーレイレンダラーは複数のアプリケーションで同時に使うことができません。そのため使えない場合があります。
オーバーレイを使う 必ずオーバーレイレンダラーを使って表示します。
オーバーレイレンダラーが使えない場合はエラーとなります。

一般的にオーバーレイレンダラーは表示遅延が少ないためお勧めです。
EVRを使う 必ずEVR(Enhanced Video Renderer)を使います。

EVRは表示遅延が大きいのでお勧めしません。
HDYCをUYVYに偽装する 画像フォーマットがHDYCの場合に画像データ自体はそのままでフォーマットを表すFourCCのみを"UYVY"に書き換えます。
殆どのビデオレンダラーがHDYCに対応していないので、そのままだと変換フィルターを使って動作するようになってしまいます。HDYCをYUVYに偽装することで変換フィルターを使わずに動作するようにできます。

■オーディオレンダラー
項目 内容
再生デバイス アマレコTV4のプレビュー音を再生するオーディオデバイスを選択します。
「既定のデバイス」を選択するとOSの方で設定されている既定のデバイスを使って音を再生します。
再生プロパティ オーディオレンダラーの設定画面を表示します。
反応時間(再生遅延)を設定したり確認できます。
詳しくは【ブログ】アマレコTV 4 新オーディオレンダラーを参照してください。
排他モード アマレコTV4が再生デバイスを独占します。
アマレコTV4以外のアプリケーションの音は再生できなくなりますが、キャプチャデバイスのフォーマットとPC側の設定が違っていても再生できます(PC側の設定をアマレコTV4に合わせる必要が無い)。

なお、PCの再生デバイスの設定で「排他モード」が使えるように下記2か所のチェックボックスをONにしてください。

配信デバイス 配信用にアマレコTV4のプレビュー音を再生するオーディオデバイスを選択します。
配信プロパティ 配信用のオーディオレンダラーの設定画面を表示します。
反応時間(再生遅延)を設定したり確認できます。
アロケータのサイズを指定する オーディオキャプチャデバイスが使うアロケータサイズを設定します。
ビデオキャプチャカードに含まれるオーディオキャプチャデバイスのほとんどがアロケータサイズの変更ができないようになっているのでONにする意味はありません。
実験用です。
フォーマットエラーを無視する オーディオキャプチャデバイスのサンプリングレートと再生デバイスのサンプリングレートが一致しない場合にエラーとせず処理を続けます。音のプレビューはできませんが、録画等そのほかの機能は使えるようになります。

■録画詳細設定
項目 内容
最大ファイルサイズ ビデオファイルの最大ファイルサイズを指定します。
録画中に最大ファイルサイズを超えた場合は新しいビデオファイルを作成して録画を続けます。
通常は1,500GB(約1.5TB)のままにして下さい。編集ソフトの都合などでファイルサイズを小さくする必要がある場合はここで調整して下さい。

【設定範囲】 1 - 1,000,000
【初期値】 1,500
書込みバッファ HDDやネットワークドライブの書き込みが遅れた場合に書き溜めておくバッファの量を設定します。
バッファが多いほど長時間の処理遅延に対応できますが通常は1秒分程度(約128MB)のバッファがあれば十分です。

【設定範囲】 32 -4096
【初期値】 128
書込みブロック HDD等に一度に書き出すデータ量を設定します。
小さすぎても、大きすぎてもHDDのパフォーマンスが低下するので慎重に設定してください。

【設定範囲】 4-16
【初期値】 8
リングバッファサイズ 録画処理が滞った場合に画像や音声を溜めておくバッファの量を設定します。

【設定範囲】 500-10,000
【初期値】 500
オーディオブロックサイズ ビデオファイルにまとめて音データを保存する量を設定します。
再エンコード処理の際に音データがまとまっていると処理時間を短縮できる場合があります。

【設定範囲】 200-10,000
【初期値】 1,000

参考記事【ブログ】アマレコTV 4 再エンコード支援の効果
録画開始時の空き容量チェック 録画開始時に保存先のドライブの空き容量がこの値を下回っていたらエラーとします。
書込みバッファがいっぱいになったら録画を止める 書込みバッファがいっぱいになったら録画を止めます。
通常、書込みバッファがいっぱいになることはありませんので、異常が出た場合にはっきり異常であることがわかるようにこの設定をONにしてください。
レポートファイルを作る 圧縮処理やドロップフレーム、音ズレ処理などのロギングファイルを作成します。録画を極めたい人はレポートファイルを作って分析してみて下さい。

高度な設定2


■プレビューFPS制限
項目 内容
プレビューFPS制限 アマレコTV4使用中にマウスカーソルを一定時間動かさずにいた場合にプレビューのFPSを制限します(わざとカクカク表示にします)。

FPS制限は、アマレコTV4で録画しながら他のアプリケーションで動画の再エンコード処理を行うような場合に有効です。
アマレコTV4の処理より他のアプリケーションの処理へCPUやメモリリソース(メモリの帯域)を回すことができますので、再エンコード時間を多少短縮できるかもしれません。

【最小化やトレイへ入れてもプレビューを止めることができる】
アマレコTV4を最小化したりタスクトレイに入れてもプレビュー処理を止めることができるので同様の効果が期待できますが、映像が一切表示されないのでトラブルが起こった場合に気づくのが遅れる懸念があります。
秒間マウスが動かなかったら この時間マウスカーソルが動かなかったらFPSを制限します。
fps以下に制限する 制限中はこのfpsでプレビューします。
Pixel以上動いたら解除 制限中にマウスカーソルがこの範囲を超えて移動したら制限を解除します。

■その他
項目 内容
フレーム無しウインドウの縁 フレーム無しウインドウの縁のサイズを設定します。
0にすると縁が無くなります。
ウインドウサイズ 50%、100%、200%を選択した際のウインドウサイズを任意の大きさに設定します。
プライオリティ アマレコTV4の優先順位を設定します。

■低い: 他のアプリケーションの処理の方が優先されるようになります。
■通常: 他のアプリケーションと同程度の優先順位にします。
■高い: 他のアプリケーションよりアマレコTV4の処理を優先します。
録画時間が短いものはテンポラリフォルダへ移動する 録画を開始した直後に設定ミスに気が付いて、撮りなおしをした場合など、録画時間が短かったファイルをテンポラリホルダー(録画先フォルダに「Temp」が作成されます)へ移動します。

About


設定はありません。