デスクトップキャプチャ機能
デスクトップキャプチャ機能とはPC用ゲームなどのパソコンの画面を録画する機能です。

なお、フルスクリーンのゲームには対応しておりません。ウインドウモード等のデスクトップ画面に映像を表示するPCゲームが対象となります。
デスクトップ画面であればPCゲーム以外にも大抵のものが録画可能です。
目次
1.使い方
  1.1.準備
  1.2.使い方

2.仕様

3.詳細説明
  3.1.デスクトップキャプチャ設定
  3.2.メニュー
  3.3.取り込み枠の操作
  3.4.ホットキー
  3.5.アマレコTV共通事項

4.ヒント

5.FAQ
1.使い方
ここではデスクトップキャプチャ機能の簡単な使い方を説明します。 詳しい使い方は「詳細説明」を参照してください。

1.1.準備
アマレコTV4を起動して設定画面を表示します。




設定は手動で行うこともできますが、設定画面の下にある「デスクトップキャプチャモード」ボタンを押すと、自動で設定できます。
今回は「デスクトップキャプチャモード」ボタンを押します。




以上で設定完了です。設定画面の右下にある「OK」ボタンを押すとデスクトップの様子が映ります。




【エラー】
次のエラーメッセージが表示される場合は、パソコン側のオーディオ設定が必要です。
詳細はアマステのヘルプを見てください。




1.2.使い方
デスクトップ上のどの部分を取り込むかは青い枠(「取り込み枠」と呼びます)で設定します。

■取り込み枠


基本的には、取り込み枠を移動させたり、取り込み枠の端をドラックして取り込み範囲を手動で調整しますが、取り込み枠の左上にあるウインドウ指定アイコン(2つあるけどどちらでも良い)をゲーム画面などの録画したい部分までドラックすれば簡単に取り込み範囲を指定することができます。


また、アマレコTV4のツールバーにあるボタンで取り込み枠の表示/非表示を切り替えることができます。




範囲指定が終わったらアマレコTV4のツールバーにある録画ボタンを押していつでも録画することができます。




録画の保存先などの設定はアマレコTV4の基本的な使い方と共通ですのでそちらを見てください。

2.仕様
3.詳細説明
3.1.デスクトップキャプチャ設定
デスクトップキャプチャに関する設定は、取り込み枠を右クリックして表示されるメニューから行います。



【簡易メニュー】


取り込み枠が表示されていないときでも、アマレコTV4のツールバー部を右クリックすれば簡易メニューを表示することができます。
マウスカーソルを録画するかどうかや、フレームレートの変更など簡単な変更であればこちらの簡易メニューが便利です。


3.2.メニュー
項目 内容
キャプチャサイズ 録画範囲をリストの中から選択します。
リストの内容はメモ帳で編集可能です。
リストの編集
フレームレート フレームレート(fps)をリストの中から選択します。

数値が大きいほど滑らかな動画を作ることができますが、その代り高性能なパソコンが必要となります。

基本的にフレームレートはモニターのリフレッシュレートに合わせて使うことになります。
例えば、モニターのリフレッシュレートが59.94だった場合に30fpsを選択しても30ではなく29.97fpsとなります。
「Monitor Rate」を選択するとモニターのリフレッシュレートの値がそのままfpsとなります。

キャプチャモードが「ウインドウキャプチャ」の場合はリフレッシュレートと言った概念がありません。fpsの設定がそのまま使われます。30fpsを選択するとモニターのリフレッシュレートが59.94だったとしても30fpsの動画となります。

基本的にはここで選択したフレームレートで録画されますが、最終的に作成される動画のフレームレートがどうなるかは録画設定のフレームレートの目安との兼ね合いで決まります。

リストの内容はメモ帳で編集可能です。
リストの編集
キャプモ:
デスクトップ・キャプチャ
最も基本的なキャプチャモードでデスクトップ内の任意の領域を指定でき、デスクトップに写っているものがそのまま録画されます。
キャプモ:
デスクトップ・ウインドウ指定
左上のウインドウ指定アイコンをドラックして選択したウインドウの位置や大きさに合わせて録画します。


デスクトップ・キャプチャとの違いは、録画中にウインドウが移動した場合、自動的に録画範囲も移動する点です。選択したウインドウを常に録画することができます。

なお、ウインドウの大きさが変わった場合は録画中に反映されません。大きさの変更は次回の録画から反映されます。

デスクトップ・キャプチャと同様、デスクトップに写っているものがそのまま録画されます。
キャプモ:
ウインドウ・キャプチャ
ウインドウ指定と同じように、指定したウインドウの位置と大きさで録画しますが、ウインドウ指定との違いは指定したウインドウ以外の映像が映りこまないことと、ほかのウインドウに隠れて見えない部分も録画できる点です。

ただし、見た目とは異なる映像になる場合があります。
マウスカーソル録画 マウスカーソルも一緒に録画します。
常に手前に表示 取り込み枠がほかのウインドウの下に隠れないようにします。
スナップ 取り込み枠を画面端に移動させたとき、端にぴったり合うようにします。
 ダミーピクセル ダミーピクセルはデスクトップのキャプチャタイミングを作るために画面の端に透明のピクセルを表示し、モニターのリフレッシュレートに合わせて内容を常に更新します。
透明なので見た目の影響はありません。ダミーピクセルをOFFにするとガクガクと言った動きの悪い動画になる場合がありますので通常はダミーピクセルをONにしてください。
ルーペ 取り込み枠の四隅を拡大表示します。
微調整に使います。
取り込み枠の色を変更します。
青だと判りにくい場合に変更して下さい。
太さ 取り込み枠の太さを変更します。
小さくて操作し辛い場合に変更して下さい。
録画開始 録画を開始します。
スクリーンショット 静止画を保存します。
SET 録画範囲の変更を反映させます。

録画開始時は自動的に反映されますので、わざわざSETしなくても大丈夫です。
録画前にプレビューで確認したい場合に使ってください。
閉じる 取り込み枠を非表示にします。

再度表示する場合はアマレコTV4のツールバーボタンを押してください。


3.3.取り込み枠の操作

■録画範囲の設定
枠の外側にマウスカーソルを合わせるとカーソルの形状が矢印⇔に変わるので左ボタンをドラックして録画範囲を広くしたり、狭くすることができます。また、枠の上で左ボタンをドラックすると録画範囲を移動することができます。
右ボタンでメニューを表示します。



【ヒント】
 キーボードのカーソルキーで、取り込み枠の最後にクリックした部分を1画素単位で調整できます。微調整に便利です。


■ウインドウの大きさにぴったり合わせる(ウインドウ指定アイコン、クライアント指定アイコン)

取り込み枠の左上にあるウインドウ指定アイコンの上で左ボタンを押すとマウスカーソルが□に変わるので、そのまま録画したいウインドウまで持っていって放すと、取り込み枠の位置や大きさをウインドウの大きさにぴったり合わせることができます。

ウインドウ指定アイコンの上で左ボタンを押して、ボタンを押したままマウスを動かして・・・




メモ帳の上で離すと、メモ帳のウインドウにぴったり合わせることができます。


ウインドウ指定アイコンは2つありますが、左側はウインドウ全体を選択するときに使います。右側のアイコンはウインドウの内部(クライアント領域と言います)を選択するときに使います。ウインドウ内部にあるウインドウ(子ウインドウと言います)を指定する時は、どちらのアイコンでも構いません。


■ウインドウ指定モード
ウインドウ指定アイコンを使ったあと、メニューから「キャプモ:ウインドウ指定」を選択するとウインドウ指定モードでの動作となります。
ウインドウ指定モードでは指定したウインドウの位置が移動した場合に、録画範囲も自動的に移動して常に指定したウインドウを録画することができます。

ウインドウ指定アイコンを使ったあと、メニューから「キャプモ:デスクトップ・ウインドウ指定」を選択すると・・・




取り込み枠の上部に指定したウインドウの情報が表示され、メモ帳の動きに合わせて録画範囲が自動的に調整されるようになります。




■ウインドウ指定の情報
項目 内容
<ウインドウ> ウインドウ指定アイコンを使ってウインドウ全体が選択されています。
ウインドウの大きさに合わせて録画範囲が調整されます。
<クライアント> クライアント指定アイコンを使って、ウインドウの内部が選択されています。
ウインドウの大きさに合わせて録画範囲が調整されます。
<範囲> 子ウインドウ(ウインドウ内部に配置されたウインドウ)、または任意の領域が選択されています。
録画範囲は自動で調整されません。位置のみ親ウインドウをもとに移動します。


3.4.ホットキー
デスクトップキャプチャ用に以下のホットキーがあります。

ホットキー 名前 ホットキー 内容
取り込み範囲 ALT+D 取り込み枠を表示/非表示します。
 録画開始 Alt + Z 録画処理を開始します。もう一度実行すると停止します。
録画停止 Alt + X 録画処理中である場合は録画を停止します。
録画中で無い場合は何もしません。
デスクトップキャプチャSS SHIFT+S スクリーンショット(静止画)をファイルに保存します。通常のスクリーンショットボタンと違い、取り込み範囲が変更されていた場合、新しい取り込み範囲を反映してからスクリーンショットを作成します。



3.5.アマレコTV4共通事項

4.ヒント
■画像サイズと、フレームレートのリストをメモ帳で編集できる
アマレコTV4本体と同じフォルダにある設定ファイルをメモ帳で編集することができます。
画像サイズは”AmDesktopCaptureSize.ini”、フレームレートは”AmDesktopCaptureFps.ini”になります。





フレームレートはfpsをそのまま記述するか、100ns(ナノ秒)単位でフレーム持続時間を記述します。333667は29.97fpsをより正確に記述する場合のフレーム持続時間です。


■デスクトップキャプチャの設定を4つまで管理できる
入力端子で「Preset-A」から「Preset-D」の4つを選択できます。それぞれ異なる録画範囲、フレームレートに設定して使い分けることができます。




アマレコTV4のプリセットに登録すれば、ツールバーから簡単にデスクトップキャプチャの設定を切り替えることができます。
プリセット設定画面の「▼メニュー」をクリックして「プリセット読込」を選択します。




続いて、プリセットファイルの選択画面が表示されるのでpreset_a.iniからpreset_d.iniを選択します。




■ツールバーから簡易メニューを表示できる


【簡易メニュー】を見てください。


■録画範囲はキーボードのカーソルキーで微調整できる
「録画範囲の設定」を見てください。


■スクリーンショットボタンの違い
アマレコTV4のツールバーにあるスクリーンショットボタンと、取り込み枠にあるスクリーンショットボタンでは若干働きが異なります。
アマレコTV4の方は取り込み範囲(画像サイズ)が変更されていても反映されず、そのままスクリーンショットを作成するのに対し、取り込み枠の方は取り込み範囲の変更を反映してスクリーンショットを作成します。

取り込み範囲が変更されていないときはどちらも同じ働きとなります。また、録画中は画像サイズの変更ができないため、取り込み枠のスクリーンショットボタンでも取り込み範囲の変更は反映されません。



こちらは取り込み範囲の変更が反映されない



取り込み枠の方のスクリーンショットボタンは取り込み範囲の変更が反映される


ホットキーもそれぞれ異なるホットキーが用意されています。



「スクリーンショット」はツールバーにあるスクリーンショットボタンと同じ働き。
「デスクトップキャプチャSS」は取り込み枠にあるスクリーンショットボタンと同じ働き。


■スクリーンショットの画像をクリップボードにコピーすることができる
アマレコTV4のスクリーンショット設定画面にある「画像データをクリップボードにコピーする」をOnにすると、静止画をクリップボードにコピーして他のアプリケーションで扱うことができます。


5.FAQ
Q.動作開始時にエラーが出る
A.次のエラーメッセージが表示される場合は、パソコン側のオーディオ設定が必要です。
詳細はアマステのヘルプを見てください。



Q.取り込み範囲が表示されない(取り込み枠が行方不明)
A.取り込み枠ボタンを押しても取り込み枠が表示されないときは、アマレコTV4を右クリックして表示されるメニューから「取り込み範囲クリア」を選択すると、取り込み範囲の設定を初期化して画面中央にすることができます。



Q.ウインドウ・キャプチャモードだとウインドウのタイトルバーなどが正常にキャプチャできない
A.ウインドウ・キャプチャモードではDirectXなどによりレンダリングされる部分をキャプチャできません。
タイトル部分はAeroガラスによりDirectXの機能を使ってレンダリングされているので、正常にキャプチャされません(ゴミが映る)。